R&DFUJIMAKIの成長戦略
FUJIMAKI GROUPは「Provide New Value for Manufacturing Industry」の精神のもと
顧客目線のモノづくりを進め、新しい価値の創造と提供に取り組んでいます。
現状に満足はしない｡
次の挑戦は、もう始まっている｡
FUJIMAKI GROUPは、「製造業に新しい価値を提供する会社」として、圧倒的な顧客数と取引量を目指し挑戦を続けてきました。顧客目線に立ち、オンデマンド発想を具現化した商品が、業界に先駆けて開発された完全オーダーメイドのカスタムプレート「FFP」です。改良を重ねた結果、「発注したプレートは平均36時間で納品される」という圧倒的なスピードと、月間20万件のオーダーに対応可能な生産管理システムを構築。国内シェア約３割を得るに至っています｡
この大きな成果を得た今、私たちは考えました｡
「業界のリーディングカンパニーとして、自分たちには、まだまだできることがあるはずだ。現在の成功の外側にある、さらに大きなチャンスを目指して挑戦を始めよう！」と｡
新しい挑戦を進めていくにあたり、私たちは「Provide New Value for Manufacturing Industry」というコーポレートスローガンを策定。新しい価値の創造と提供を目指し、私たちの戦略的なR&D投資が始まっています｡
日本のモノづくり企業をつなぐ
プラットフォーマーを目指す｡
国内には多くの「二次加工」を行う優れた技術を持った会社が数多く存在しています。ところが、各社が得意とする加工分野は細分化されており、お客様が製品ごとに最適な外注先を探し出すには、大きなマッチングコストが発生することが課題でした。こうした市場構造の改善を目指し、FUJIMAKI GROUPは、お客様と二次加工を行う全国の取引先をマッチングするプラットフォームの構築に向けて投資を進めています。長年の取引を通して弊社が培ってきたサプライチェーンを活かし、私たちが製作したプレートに協力会社で二次加工を実施。従来の「FFP」に「二次加工」という「New Value（＝新しい価値）」を加えることで、利便性を高めた商品の提供を進めていきます｡
また、FUJIMAKI GROUP内でも工作機械・人財・システムインフラへの投資を加速しノウハウを深めることで、コアコンピタンスの確保に努めていきます。日本のモノづくり企業の連携を促進する「プラットフォーマー」としての私たちの挑戦にご期待ください｡
良いものを、より早く、より安く｡
FUJIMAKI GROUPでは、顧客企業の近隣に拠点を置く小規模工場と、豊川工場を始めとする大規模工場の並行展開を進めています。
小回りが効く小規模工場では、きめ細かい対応力を活かしてオーダーから納品までのスピードをさらに追求。一方、大規模工場では、材料供給から加工までを一貫して行うことで、スケールメリットを活かしてコストを削減しています。
また、工作機械の数を増強したことで、サイズや特殊な二次加工への対応力強化も実現しています。将来的には、全国を3～5エリアに区分けして各エリアごとに大規模工場を整備し、周辺の需要を集約していくことを検討しています｡
地域の特性や物流コストとのバランスを取りながら、大小2タイプの工場の整備を進めることで、よりリーズナブルで、よりスピーディーな商品の提供に挑戦していきます｡
10年後に向けたR&D投資で
モノづくりの未来を切り拓く｡
FUJIMAKI GROUPは、先端分野の開拓に向けていち早く「金属３Dプリンタ」を導入し、新商品の開発に取り組んでいます。従来の金型では製作が難しかった複雑な内部形状をした部品の造形が可能となったことで、自動車産業や航空宇宙産業の次世代を担う製品の開発が始まっています。医療分野でも、チタンで人工骨をつくるプロジェクトが進行中で、一人ひとりの身体に合わせた完全オーダーメイドのモノづくりには、私たちがプレートの分野で培ってきたノウハウが活かされています｡
FUJIMAKI GROUPは、海外展開を積極的に進めています。海外ならではのニーズにも柔軟に対応していく為に、さらに研究開発力を高めていくことが急務と位置付けています｡
技術革新を進めていくには、失敗を恐れず挑戦できる企業風土や、誇りを持って楽しく働ける環境が重要と私たちは考えます。男女を問わず、すべての仲間たちが共に働きやすい職場環境を整備していくことで、グループ全体の開発力の強化にも取り組んでいきます｡
